ゾーン分析について
プロジェクト内のテストケース件数、障害件数、プロジェクトの規模からテストケース密度、バグ密度を算出し、現在プロジェクトの品質の分析評価をすることができるようになります。
これによテスト項目の網羅性やテスト項目の過不足、プロジェクトの品質状況を把握することができます。
ゾーン分析使用方法
1.プロジェクト詳細の「ゾーン分析」をクリックでゾーン分析画面へ移動します。
2.開発の種類を「改良」、「新規」、「再開発」から選択します。
3.プロジェクトの規模を選択し、「FP」、「SLOC」、「工数規模」のいずれかを入力します。
4.テスト工程を、「結合テスト」、「総合テスト」から選択します。
5.「分析する」ボタンをクリックします。
6.分析結果を確認するとができます。
左側にはゾーン分析を確認することができるグラフが表示されます。
右側には分析に使用された現在のテストケース密度、バグ密度、基準値である上分位点、中央値、下分位点のテストケース密度、バグ密度が表示されます。
右側下部には分析結果として、現状のテスト・品質状況が表示されます。
グラフ画像を保存した場合は、「グラフ画像ダウンロード」をクリックでダウンロードすることができます。
分析結果をまとめて保存したい場合は、「Excelダウンロード」をクリックでダウンロードすることができます。
FP(ファンクションポイント)・・・
ソフトウェアの規模を測定する手法であるFP法(ファンクションポイント法)を用いて ソフトウェアがもつ機能数や複雑さによって重みづけした点数を付け算出された値の単位です。
FP法では、利用者側に見える外部仕様や外部入出力、外部照合、内部論理ファイル、外部インターフェイスの数とそれぞれの難易度の高さからFPを算出し、それをベースに開発規模を見積もるために使用される手法です。
そのため、客観的に見て根拠を示すことができるという特徴があります。
SLOC・・・
ソフトウェアの規模を測定する手法であるLOC法(プログラムステップ法)を用いて プログラミング言語で書かれたソースコードの行数を算出した値の単位です。
LOC法では、「ソースコードのコメント行や空行を含まない」などのカウント規則を設定し、ツールなどを用いて算出された行数によって開発規模を見積もる手法です。
使用する言語やカウントの規則、ツールによって行数が変動する可能性がありますが、特別な見積もり技術が無くとも誰でも見積もりができるという特徴があります。
基準値・・・
基準値のテストケース密度、バグ密度については、「ソフトウェア開発データ白書2018-2019」のデータを元に分析・表示しています。